時々SNSで見る「〇〇すら知らない人が〜」と馬鹿にする内容を見る。
おそらくそれを知らないこと自体に文句を言いたいわけでは無いと思うけど、私は胸がキュッとする。
どうしてそんなに自信を持てるのか。
私は、基本的に記憶力がない。
知ることも好きだし、勉強も好きだし、本もよく読んできた。
でも、自分の記憶力に自信がない。
ただ、自分に知らないことがだけを知っている。
無知の知。
だから、知らないことがある人を馬鹿にはできない。
特に、ちゃんと「〇〇って何??」って聞いてくれる人を馬鹿にするのを見ると、自分は知らないことなんてないと?と攻撃的な感情が生まれる。
そりゃあ、知らないことを振りかざしたり、それを正義とすることは良くないが、聞いて、さらに知ろうとしている人への攻撃は自分の首をしめることにならないだろうか。
世の中には「知らなかった」では済まされないことはあるだろうけど、「知らない」はまだ間に合う。
そこで、「そんなことも知らないの?」というのは、あまりに冷たい。
あとあれだね。
自分の当たり前をみんなの当たり前と思わない方がいい。
市場ひとつとっても、シジョウと読むパターンとイチバと読むパターンがある。自分の見ていない側面があるのではないかと馬鹿にする前に考えた方がいい。
これは自戒も込めて。
ありがたいことに、私のパートナーは、私の無知を馬鹿にせずにカバーしてくれる。
間違えていれば、普通のトーンで「〇〇だよ」と訂正してくれるし、聞いた時も普通に回答してくれる。そこに他意はないから、私も見栄を張らずに聞けるようになった。
おかげで知識も増えて日々成長中。