
「イタリアに行くんだ〜」そう伝えると、8割くらいで返ってくるセリフ。
「スリに気をつけてね」
おそらく、みなさん心からの心配。
友達、先輩、後輩、上司など、もれなくいろんな人から忠告を喰らった。
(どこに行くかと聞かれて答えているので、新婚旅行自慢がうざい、というわけではない。はず。)
そう、スリといえば、フランスと並んで有名なのがイタリア。
行ったことがない人はイメージで、行ったことがある人なら尚更。
心配になるのはスリ。
そんなわけで、行く前からスリにビクビクしていた私たちは、ありとあらゆるスリ対策をして、イタリアに挑んだ。
そのおかげもあってか、何一つ盗られることはなく、さらにいえば、怖い思いも全くせず、無事に帰国することができた。
海外旅行初心者が選んだ、手軽にできるスリ対策
普通こういうのって、海外旅行「上級者」が書くよね。
まぁ、いいのよ。次に自分が行く時のための記録だからさ。
素人だからこそ簡単だし。
①セキュリティポーチ
これは有名だよね。
本当に大事なものを肌身離さず守るためのポーチ。
奥底にしまいすぎて写真がないので、AmazonのURL貼っておくね。
お腹につけられるうっすいポーチ。
・パスポート
・予備のクレジットカード
・予備の日本円
上記3つを忍ばせた。
外に出かける時はもちろん、飛行機の中でも常に肌身離さず持ち歩く。
今回、ジャケットを羽織っていることが多かったので、ジャケットのした、または、さらにその中にきているシャツの下に忍ばせ、簡単には盗られないように。
ただ、ポーチのササイズがややチビ助な私には合わず、ピッタリとした服を着ている時には使えないのが難点ではあったかな。
その時は、パートナーに持ってもらっていた。
私たち本体が誘拐される以外は大体守ることができる、という安心感がよかった。
②斜めがけバックにつけるカラビナ・ファスナークリップ
これはそう、安心感を買うためかな。
初めはセキュリティポーチだけで出かけたりするつもりだったけど、さすがにそれだと何も持ち歩けないし、ちょっと変だし。
というわけで、小さめのボディバッグに、カラビナorファスナークリップをセット。
初めはカラビナにしていたんだけど、ファスナーの穴のサイズギリギリすぎて、取るのが毎回めんどくさすぎて、ファスナークリップに変更。
今回持っていっていたのはダイソーのこちら。

ファスナーのそれぞれに片方ずつをつけて、カバンを閉めている時はこんな感じで閉じておく。

開くとこんな感じ。
簡単にファスナーを開けられることはないから、手を突っ込まれる心配が少し減る。
まぁ、紐ごと切られたらおしまいだけど。
カバンは後ろじゃなくて前に抱えるのはもちろんのこと。
ファスナークリップ(ロック付、ブラック)jp.daisonet.com
③お財布はダイソーポーチ&伸びる紐&洗濯バサミでカバン内に固定
Theお財布!だと盗まれやすいらしい。
ちょっとの現金と1枚のクレジットカードが入ればOKなので、ダイソーで小さなポーチを購入。
そこに、さらに伸びるバネのストラップをつけ、その先端に洗濯バサミをつける。

それをボディバッグの奥底に繋げれば完成。
財布ごといかれそうになっても、カバンの底に付いているので、簡単には引っ張れない。その振動が盗られそうになっていることを伝えてくれ!の念を込めた対策。
ここに入れているカード類は、全て使用と同時に通知が来る設定にしていたので、万が一盗られてもすぐにカード停止できるような対策も。
(とはいえ、スマホを死守しないとどうにもならないので、そちらは首下げストラップで対策)
行く前にはスリ動画をたくさん確認して、手段もいくつか確認。
そりゃあ、相手もプロだから、今回はたまたま運がよかっただけだとも思うけど、少なくとも素人スリには狙われない対策はできたと思う。
あとは気休めだけど……
それと、気休めだけど、旅行中の格好にも気をつけた。
普段オフィスにも着ていくような少しおしゃれ目のジャケットを1枚持っていき、旅行中はほとんどそれを着ていた。
どうせ体型と顔は純日本人な2人。
せめて服装だけは、と現地の人がスーツやジャケットをかっこよく着こなすと聞いていたので、それに寄せてみた。
オドオドしないのも大事なのかもしれない。
スリも年々レベルを上げているらしいけど、それが怖くて旅行に行けないのもなんだか勿体無い。というか、悔しい。
だから、最大限の対策をして(場合によっては、盗られた時の想定もして)、思う存分旅行を楽しめたらと思う。
何事もなくてよかった。
みなさんも安全で楽しい旅行を。