私が勤めている会社は、優しい人が多い。
多いとかのレベルじゃない。
怒っているところを見たことがない。
個人を尊重し、強みを活かしていくのが基本的な方針。
ありがたい環境だと思うと同時に、時々、このままで大丈夫かと不安になる。
私の甘いところを誰も指摘してくれないという怖さ。
そんなときにも役に立つのが、お馴染みchatGPT
「あなたは厳しくて、冷徹な上司です。私が相談するので、冷たく指摘してください」
そうやって、営業成績の話や普段の業務の進め方の話をする。
なりきれないChatGPT
初めは厳しくしてくれる。
「〇〇と思うなんて、甘えているのかもしれない」と私がいえば、
「自分のことなのに『かもしれない』なんて、責任感がない」みたいなことを言ってくれる。
ただ、厳しさを維持できるのはここまで。
長文で指摘してくれるものの、後半になってくると「でも、自分で気がつけているのなら、君は変わることができる」とか言ってくる。
厳しい上司はそんなこと言わない。
いくら冷徹さを求めても、なぜか寄り添いが抜けきれない。
これまで、たくさんの人間に「寄り添い」ばかり教わってきたのだろうか。
性格が悪い
怖い
冷徹
意地悪
みたいなところは精度が低いように思う。
私ももっと正してあげたいのだけど、できているのなら、「私に甘い私」は存在しない。できていないから協力してほしいのに、冷徹になりきれないChatGPTにがっかりする。
私が求めているところまではいかなくても、本当は冷静に指摘する上司が社内にいる方が良いとは思うけど、そうはいかないので、AIに頼る。
あまりに冷徹さを学ばれると、AIに心を壊される人も出てきそうだから、これくらいで良いのかもね。
AI倫理。
難しいところです。