せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

初めての点滴

先日、おそらく生まれて初めての「点滴」を経験した。

物心ついてからは初めてだし、親からもそんな話を聞いたことはないのでおそらく初。

 

ま、全然大ごとではなくて、「念の為の点滴」ではあるのだけど、不思議な感覚だった。

 

そうなったきっかけは、50回も超えて、慣れに慣れたはずの献血

いつもと変わらない体調のはずだったのに、終盤にかけて少しずつ吐き気がしてきて、終了時に血圧を測るといつもよりもかなり低めに。

ちょっと休憩すればマシになるかな、みたいな話で、少し休ませてもらったのに、なんだか頭がぼーっとしてきて、そっと看護師さんに伝える。

 

上が81、下が59と、開始時よりも10くらい下がってしまい、頭からサーっと血の気が下がっていく感覚。

 

以前温泉で気を失った時の感覚に似ていたから、「気のせい」とせずに伝えたわけだけど、結果として良かった。

多分あのまま立ち上がって戻っていたら倒れていたと思う。

 

いつもは優しく話しかけてくれて、上手に針を刺してくれる優しいお姉様方が、テキパキと私の体勢を変え(足を上げて、頭を下げ)、点滴のセットをしてくれる様子を見て、「やっぱり看護師さんなんだな!すごい!!」と変な感動を覚えたりしていた。

当たり前なんだけど、そういう時に皆様の優秀さを改めて感じる。

 

脚を上げてもらっただけでもだいぶ戻ってきた感じがして、一応念のためとのことで水分の点滴を用意してくれた。

看護師さん曰く、「血管からアクエリアス飲むみたいな感じだよ〜」とのこと。

 

初めての経験だったけど、頭のぼんやりがものすごい勢いで晴れていく感じがして、感動した。

基本的に健康体だから、あまり病院にかかったりした経験がなくて、大人になってから、薬や医療の凄さを感じている気がする。

 

15分程度の、ちょっとした点滴だったけど、スマホも持てず、天井を見ているだけの時間がもどかしすぎてずっとマスク下で変顔してた。

 

血圧が戻らなかったというしょうがない状態と頭でわかっていても、やっぱり申し訳なくなるものでして。

私が自分の体調をよくわかっていなかったせいで迷惑かけちゃったな、と反省したし、何回も謝罪していたんだけど、どの人も優しくて、ありがたい気持ちでいっぱいだった。

 

残念ながら、いつもの様子と違っていた部分が全くわからず、最終的に「疲れかも?」というところとなった。

献血初心者さんのために言っておくと、こんなこと滅多に起こることじゃないですから、安心してくださいね。

50回超えて初だし。

ただ、なんか変だな〜と思ったら遠慮なく看護師さんに伝えた方が良いです。相手はプロですから、原因をすぐ見つけて、対応してくださいますから。

 

 

改めて、健康な体をキープするって本当に難しいと思った。

今回のことで献血をしてはいけなくなるわけではないっぽい。よかった。

点滴中も「これで献血禁止になったらどうしよう……」とそればかり考えていたので。

点滴自体は、針が細いこともあってか、刺していることも忘れるくらいだった。ちょっと気を抜いたら刺したまま動いちゃいそう、と刺さっている腕を見つめながら思った。

 

次は迷惑をかけないように、しっかりご飯食べて、たっぷり睡眠をとって挑もうと思う。

(もちろん今回も、基準はクリアしていたんだけどね……!)

 

おかげさまで帰宅後少し寝たら完全に回復した。

大事にならずで良かった。

 

これからも、なるべく点滴にお世話にならないように体調には気をつけて過ごして行きたい。