私は基本的にあまりものを買わない。
悩んで悩んで悩んだ結果、少し買う。
ものは少ない方がいいよね!と言うよりは、純粋に使わなくなるかもしれないものを買うのが勿体無い、という極度の貧乏性なだけだ。
それのせいか、おかげか、同じものを長年使う。
この性格になったのは最近のことではない。
小学生の頃から同じものをずっと使うタイプだった。
これは、私が小学校入学の時に買ってもらった下敷きだ。
6年間使い続け、今でもよく使っている。
人によっては大人になれば下敷きは使わない、という人も多いかとは思うが、私は下敷きを使わないとむずむずするのでノートに書くときは使いたい派だ。
長年使っていることもあり、下敷きの厚さがきもち薄くなっている。
母の字で書いてあった私の名前どころか、模様まで消える始末。
正直、この下敷きの寿命までは使ったとは思う。
貰い物であと数枚下敷を持っているが、これが一番使いやすく愛着があるのだ。
しっかりしたミニマリストの方など、ものを少なくしたい人からしたら他にもあるならこれは「捨てる」対象だろう。
しかし、ノートに挟んでそのまましおりのように下敷きを使う私としては数枚はしっかり使える範囲なのだ。
割れたら捨てよう、とは思っているのだが、こう言ったものはなかなか壊れない。
さすが小学生が使うものである。
捨てるのも大事かもしれないが、こうやってものを大切に大切に使うのも悪くない。
実際、自分で下敷を買ったことはない。
大事に使う、新しいもののお迎えは、今あるものと相談。
今あるものを大事にすることが一番大切だと私は思っている。
そのためには、大事に思えるであろうものを買うことも大切だ。
この下敷きを見るといつもそう思う。