もっと自分の持っているものに目を向けようの回。
初回は、腕時計。
シンプルな腕時計。
私が二十歳の誕生日を迎えたときに母から買ってもらった。
大学で一人暮らしを始めてから1年と少し経った頃。
高校の頃は、これでもか!というくらい毎日喧嘩をしていた母と私だけど、物理的に距離ができてからはなんとかうまくやっている。
どんな場面でもつけやすいものを、と一緒に見に行って買ってもらった。
自分にとっても親にとっても思い入れの強い二十歳の誕生日。
今でももちろん現役の腕時計だ。(まだ4年くらいしか経ってないし……!)
太陽光で充電できて永久的に使えると言われて選んだので、これからも長く愛用していきたいと思っている。
これ以外に購入するつもりもない。
思えば、前に使っていたものも母からプレゼントしてもらったものだった。
数千円のものだったけど、「受験の時に見やすいように」と文字盤が大きく、はっきりしたものをプレゼントしてくれた。
価値観や感性が違っていて腹が立つことも多い母だけど、私たち娘(三姉妹)のことを大事にしてくれているその気持ちは確かに受け取っていて、それが私の自信になっていることも間違いない。
そうした大事なことを忘れないようにしてくれている腕時計でもある。
仕事でもプライベートでも、出かける時には必ずつけている。
仕事中はキーボードを打つ時に気になるので外しているが、デスクにずっと置いている。
今じゃスマホで時間を確認できるし、必需品ではないかもしれないけれど、いざという時には腕を見る私にはあってほしいもの。
以上、私のお気に入り「腕時計」でした。
これからもずっと大事に使っていきたいな。