今回はみんなが毎日持ち歩くもの。
そう、財布。
以前紹介した時計は、二十歳の誕生日に母にプレゼントしてもらったものだったが、こちらは父にもらったもの。
もらってから約4年、今もしっかり使っている。
一見、普通の皮財布だけど、実はちょっぴりおしゃれなこの財布。
中がこんな感じの柄のついた裏地になっていて可愛らしいのだ。
こうしたさりげない可愛さにときめく私。
「私のことわかっててやるやん!!父!!」と思ったのを覚えている。
父とは世間一般的にみても、かなり良好な父娘関係を築けていると思う。
父に対する反抗期はほぼなく、これまでもいろんな話をしてきた。
意見が合わずに揉めることもあるけれど、話ができる良い関係。
かといって、すごく仲が良くてベタベタ!なんてこともなく、程よい関係だと思っている。
この財布は、私が二十歳になった年に出かけ先で渡された。
思いがけないタイミングで渡されたのでより嬉しかった。
私に対してはプレゼントもタイミングも、センスの良い父だけど、母に対しては空回りばかりだった。
母が「喜びを表現しないタイプ」というわけではなく、母に対しては本当にセンスがないのだ。
どうしてそれで喜ぶと思った?というようなことも多く、本当に惜しい。
結局二人の相性は噛み合わず(もちろんプレゼントだけの話ではない)、昨年我が家は解散したわけだけど、どうして父は私へのセンスの良さを母には発揮できなかったのだろうと呆れてならない。
器用そうに見えて本当は不器用なのだろうな、というのが私の見解だ。
母からの時計のことを書いていた時も思ったけれど、二十歳というのは私だけではなく、親にとってもやっぱり節目みたい。
それぞれからのプレゼントは大事に思ってくれている一種の証だと思うし、ちゃんと大事にしていきたいと思っている。
私がハッピーでいることで二人を安心させられたらいいなと思う日々。
以上、私のお気に入りの「財布」でした。
明太子こぼしちゃって少し海鮮臭いけど、まだまだ使うからね……!!!!