「よく喋る人だな」
仲の良い友人が私へ抱いた第一印象だ。
時々自分でも呆れるほど喋る時がある。
一番記憶に古いのは、中学の林間学校での山登り。
身長が小さい私は先頭を歩いていたのだが、先導している担任に4時間ぶっ通しで話続けた。
普通、人は疲れると黙るらしいが、私の場合は逆だ。
気持ちを奮い立たせるという意味で喋る。
眠らないために喋る。
止まることなく喋る。
山登りで体はヘトヘトなものの、進むためには喋るしかない、くらいの気持ちなのだ。もはや生存本能。
疲れている時は特に、相手がどういう状況かみることもできず、ただただ喋り続ける。自分より上の人間に対しては甘えも生じて、気にせず喋る。
そのくせ、気にしぃな面も強く、後からめちゃくちゃに落ち込むのだ。
そんな私が今は、ほとんど雑談もなく、仕事だけして家に帰る日々。
フラストレーションがたまらないはずがない。
時々会える、特定の親しい人にまとめてぶつけることのないようにブログを始めたが、吐き出したい気持ちに自分のタイピングが追いついていないようで笑ってしまう。
自分勝手な言い分だが、早くコロナが落ち着いて、私が小出しできる世の中になればなと勝手なことを思う。