よくもまぁ飽きずに繰り返されるなと思う話題。
「奢る奢られる問題」
「奢る奢らない問題」
デートでは男性が奢って当然だとか、絶対に割り勘だとか、奢られることが当然になっている女は最悪だとか、絶対に交わってはいけない同士が争っている様子が見られる。
どうせ考えが違う同士でデートに行くことなんてないのだろうから、SNS上でわざわざコメントをぶつける必要があるのか疑問だ。
そうは言っても、私も一応考えがあるので、今日はその話をしたい。
好きな相手には奢られるより奢りたい
そもそも、大好きな相手とのデートでは、異性だろうが同性だろが、恋人だろうが友人だろうが、私が奢りたい。
私なんかと一緒に過ごしてくれて、食事を共にしてくれて、楽しい時間を提供してくれてありがとう!!!という気持ちでいっぱいなので、そのお礼を分かりやすく表せるのがお金で提示する。
相手にも同じように楽しんでもらえるようにお店や行き先をリサーチして準備で示すようにもしているけれど、それでも自分が相手をしっかり楽しませている自信はなかなか持てない。
だから、小さな手土産も用意するし、奢る前提でお財布にお金を入れていく。
まぁ、実際のところ、ちゃんと奢られてくれる人は少ない。
友人や恋人は年齢も稼ぎも(多分)同じくらいなので、奢られる理由が向こうにはわからないのかな。私からすれば、誘いを断らずに来てくれただけで十分ありがたいのだけど。
デートに誘うというのは、そういうことじゃないかと私は思う。
男だから、女だから、ではなく、「ぜひ!!!!一緒に行きたいです!!!!!」という気持ちがあれば、そもそも悩むことなく、出したくなるものじゃない?
推しに会えるのならいくらでも積むでしょ??
え?違う????
割り勘になる瞬間
じゃあ、いつも私が出しているかと言ったらそうではない。
先ほども書いたように、みんな簡単に奢られてはくれない。
「誕生日だから」「久しぶりだから」「遠くから来てくれたから」「大きいお金しかないから」「私のわがままで来たから」
何かと理由をつけてはみるけれど、なかなか皆手強い。
こっそり、少し多めに払うのが精一杯の着地点。
こんなとき、私はこう思う。
「相手も、私と同じくらい楽しんでくれたのかも」
お互いの「楽しいから払いたい」という気持ちが拮抗したときに割り勘が発生するという考えはどうだろう。
「借りを作りたくないだけだよ」と言われたらそこまでかもしれないけれど、大好きな友人恋人に関してはそうじゃないと思いたい(思いたい)
初対面デートだとしても、お互いがとっても楽しければ当然、割り勘になるのではないかと私は思う。
奢られちゃえ!となることもある
こちらの誕生日などのもてなしてもらう会を除いて、一つだけ、「奢られても良いか」となる場合がある。
それは、あまりにも楽しくなかった場合だ。
基本的に、お出かけもお食事も大好きな人としかいかないが、先輩や上司など断るのが難しい相手だと時々発生する。
もちろん、尊敬している相手の時は、向こうが先輩として奢ろうとしてくれても、どこかでねじ込むが(二次会はこちらで持ったり、カフェ代を出したり)、苦手な相手だと「ま、いっか!!!!」となるのだ。
つまらないのにニコニコ話聞いているんだしチャラ!!!!!!という気持ちになる。
すごくなる。
ひどいかもしれないけれど、そういう時は支払い時の押し問答はほぼなく、「ありがとうございまーす」と奢られる。
ご飯代でも私の嫌な気持ちは巻き返せないよ、となって、その次は誘われないように避けるようにするのが常だけど。
書いておいてなんだけど、結構性格が悪くて笑ってしまう。
後輩にも同じことをしてしまわないように、来てくれたお礼に絶対に全額払うし、少しの嫌という素振りも見逃さないようにしている。(先輩だからではなく、断りにくい相手だろうから)
だから、「次回は割り勘ですよ!」なんて言ってくれるとほっとする。また誘っていいんだなって。
奢りたい相手とだけ出かけよう?
脱線しながらいろんな話をしてしまったけど、みんな「奢りたい」と思える相手とだけデートすれば良いのになと思う。
恋人とはもう長くなってきたけれど、いまだに、私から提案したお出かけは、全額払えるように予算を組む。
だって、私が一緒に行きたいと思っているんだもん。
ありがたいことに相手も同じように思ってくれていて、結局きっちり割ることになるけれど、その浮いた分でまた少し贅沢できたりして、さらに幸せな気分になる。
お金を出すことを勿体無いと思わない相手と過ごしてほしいし、勿体無いと思ってこない相手と過ごしてほしい。
そうすれば、奢る奢られる問題なんてなくなるのに……ね?