せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

大らかな両親

タイトルでは大らか、なんて書いたけど、

私の両親は大らかとは程遠いタイプだ。

 

二人とも喧嘩っ早いし、言いたいことはずけずけ言う。

意思も固いし、頑固。

 

でもまぁ、私たちの意思を押さえつけるわけではなくて、

「私も主張するから、あなたたちも自分の意見を主張しなさい!」

という変な人たちだったから、それなりに意見を言える人間になった。

 

ただ、一つ大らかだったのかな、と思った部分があって。

今日はその話を書きたい。

私のこだわり

今思うと、ちょっと病気だったのかな、感じる私の行動がいくつかある。

それは、こだわりに関すること。

主に小学生の頃にやっていたことなんだけど……

 

・天井を3周見渡してからじゃないと寝られない

→TV番組「アンビリバボー」で、天井裏に住んでいるストーカーの話を見てから

・押入れがちゃんとしまっているか2回確認(動きの順番が決まっている)

→隙間からお化けが入るって躾けられていたから?(ちゃんと閉めるようにするためのしつけ)

・お店に入ると、万引きをしてしまうのではないかと不安になって入れない

(実際にしたことなんて一度もないし、そんな願望もないのに)

・水に10秒以上浸かっていると尿意を催すから入っていてはいけない

(風呂、プールなど。トイレに行った後でもそうだった)

 

普通にこだわり強すぎて、親もきっと不思議に思っていたと思うんだよね。

でも、これ、一度も止められたり、叱られたりしたことがなくて。

 

ちょっと調べてみると、小児強迫性障害の症状にすごく似ているんだけど、

そういうことを気にして病院に連れて行かれた記憶もなくて、

良し悪しはともかく、気にしない強さに感心したというか。

 

子育てってさ、不安なことがいっぱいだと思うんだ。

母もすごくセンシティブなタイプで、本当にしょっちゅう不安がっているんだけど、

それを娘たちにぶつけたり見せたりしないのよ。

見せるようになったのは、私が大人になって、次女三女のことを一緒に話している時だけ。

 

それを思うと、一生懸命大らかであろうとしていたのかも。

私自身は、指摘すると悪化する(さらに気にする)タイプだったから、

両親の判断は間違っていなかったのかなと思う。

 

今はそこまで強くこだわりないから、悪化したりはしなかったってことだろうし。

(昔ほどではないけど、無意味だけど外せない動作は少しだけ健在)

今思うと

そういえば、こだわり以外にも、一つだけ変だったことがある。

 

寝て、目が覚めたらリビングの中心に立っていたことがあって。

それも、階段を降りて、障害物を避けて、何にもぶつからず、そこに立っていたの。

 

寝ぼけて、とかじゃなくて、寝たまま歩くことがちょくちょくあったんだよね、小さい頃。

両親から、「どこいくの?」と声をかけられて、玄関で目を覚ましたこともある。

 

あれもよく見守っていられたな、親。という気持ち。

 

大事に育てられた自覚はあるので(相性はあんまりよくないけど、そこは伝わってる)、

放置されたって言うよりは、見守られたって感じがする。

 

大人になった今、子を育てることについて考えるようになった今、

純粋に「すごいな」と思う。

 

過激だけど!

主張激しいけど!

ぶつかることもあるけど!

 

すごいとは思います!

 

今度会った時に、改めて伝えよ。