⚠️新しい職場は何も関係ない話題です。かなり楽しく過ごしています。
相談や愚痴を聞く時に、相手の立場になって聞くことができない人を時々見る。
特に気になるのは、「私(俺)ならこうするけどなぁ」というタイプのアドバイスもどきをする人。
自分と相手の能力がほぼイコールならわかる。
技能的な面はもちろん、精神力なども含めて。
でも、大体の場合、そんなわけない。
性格も能力値も違うはず。
そんな中でする「私ならこうする」は大抵的外れなのだ。その相談してきている人にとって。
相談に応える時に大事なのは、「この人がするなら何が良いか」を一緒に考えることだと思う。
友達に意地悪言われて悲しい、どう付き合っていけば良いかわからない、という子どもからの相談に対して、「やめてって言えば良いじゃん」と言うのは簡単だ。
そりゃ、あなたみたいにモノをはっきり言えるタイプの人には簡単なことかもしれないけど、慎重に人間関係を築くタイプには難易度が高いことかもしれない。
「どうすれば、その人のできる範囲で解決することができるか」
これを一緒に考えることが相談に乗るってことじゃないかと思う。
ウサインボルトに足が速くなる方法を聞いた時に、「俺くらい速く足をまわせば良い」と言われたとして、それはアドバイスになるだろうか?
おそらく、ほとんどの人にとってそんなものはなんのプラスにもならない。
そりゃあ、そうできたら良いでしょうね!という話にしかならないのである。
そんな突拍子もないアドバイスはしていないと思っている人でも、案外そうなっていることが多い。
例えば、社会人20年目営業社員の先輩が新入社員に向かって、「(今の)俺なら、お客さんに甘えた感じでお願いして、契約してもらう」と言ったとする。
それは、20年の間、お客様と関係を築いたからこそできることであって、全く関係のできていない新入社員がやったら逆に怒らせる可能性もある。
それに、緊張しきっている新入社員にそれが簡単にできると思う?
ちょっと想像すればわかるような気もするけど、それを忘れてしまう人もいるのだ。
せめてするなら「俺(が新入社員で君と同じくらいだった頃)なら、こうしたね」という話の方が良い。
それでも、上司や先輩なら、部下の性格とかも考慮してするべきだと思うけど。
仕事だけでなく、プライベートも「そりゃお前ならできるかもしれないけどさぁ?!!!!」という類のアドバイスが蔓延っている。
せめても、大事な目の前の相手くらいには寄り添っていきたいもの。
「どうせ共感して欲しいだけでしょ?」じゃないのよ。
大事な相手なら心から寄り添いなさいよ。
あなたの自己満のアドバイスなら、それこそお家でやってちょうだいって話。
まぁ、この文章も、「相手の立場で考える」ができない人には何も響かないよね、きっと。
アドバイスって難しい。
だからさ、「やってやってるぜ!」みたいな感情は捨てて、謙虚に、相手のことを想ってするべきだよねって思うわけ。
書いてたらちょっと落ち着いた。(私あるある)
プライベートの会話で思ったんだけど、前職のこと思い出してヒートアップしてしまったな。
私も改めて気をつけよ。