せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

本当に欲しいのか、それともクリアしたいだけか

20代半ば。

人生の節目を迎える人が出てくる1回目のピークじゃないだろうか。

 

結婚、そして出産。

 

今はまだ結婚のピークといった感じで、出産した友人はまだほとんどいないが、みんなうっすら意識はしている。

 

人生100年時代」と言われるようになっても、出産の適齢期は変わらない。

32歳をピークに妊娠のしやすさは下がっていく一方だ。

時期の差はあるものの、若いうちの方が子どもを作りやすいのは男女共に同じだ。

 

そうはいっても、大学進学率も上がっている今、出産の適齢期は仕事なども勢いづく時期と重なっており、重要な決断なのになかなか厳しい。

 

幼い頃は……

幼い頃は、いや、学生の頃までは、当然子どもを産んで、育てていくものだと思っていた。ライフプランを考える授業なんかでも、20代後半には一人目を産み、30代前半で二人目を産む、なんてことをなんの疑いもなく書いていた。

希望したからと言って必ず授かるわけではない、ということを知ってからも、「子どもを作る」決断をすることを当然のこととして捉えていた。

そんなに簡単なことでもない

当たり前だけど、子どもは産んで終わりじゃない。

そこから大人になるまで20年ちょっと、自立できるようしっかり育てる必要がある。

その覚悟を今、持てるかな。

 

子どもは可愛い。

でも、可愛いだけじゃない。

妹の話

12歳離れて妹が生まれた時、育てる親を見て、一緒に子育てを手伝って、「可愛いだけじゃない!」と本当に強く感じた。

誤解を恐れずにいうなら、他人の子の方が可愛い

だって、どんなに自由に過ごしていても、どんなに泣き喚いていても、どんなに他人に迷惑をかけていていも、こちらには一つも責任はない。

その子がどんな人生を歩もうと私には一切関係なく、その場の一瞬の「可愛い」だけを見ることができるんだから、他人でいる方が楽だ。

自分の妹となるとそうはいかない。

強く、優しく、逞しく、そして、できる限り悲しい想いをすることのない人生を歩んで欲しいと思ってしまう。

だから、叱ったりもするし、本気でぶつかることもある。

そして何より、元気に生きていて欲しいと思う。

 

妹でさえもこれなのだから、自分の子どもならもっとそうだろう。

今の私がそのプレッシャーに耐えられるとは思えない。

冷静に考えると

こんなふうに書いて冷静に考えると、私はきっと、子どもを持つべき大人ではないと思う。

すごく思う。

だけど、そう簡単に「子なしの人生を送る」と決断できないのが悔しいところだ。

 

私自身、本当に「自分の子どもが欲しい」のか、「人生のイベントをクリアしたい」のか、よくわからない。

子どもを産みたくなるのは「本能」だと言い訳したい。

 

決断するにはまだ早いという人もいるかもしれないけれど、32歳なんてあっという間だ。

高齢で産むのが良くないとは言わないが、産める可能性が下がり、リスクが高くなるのは確かなこと。養子をもらうにしても子育てをするなら体力のある若いうちが良い。

 

そんな大事なことを若いうちに決めなきゃいけないなんて、どうかしている。

ねぇ、神様。人間を作るときにここまで想定してくれればよかったのに。

 

私がせっかちすぎるのかなぁ。