出勤で車を運転するようになって一年弱。
運転の上手さは技術ではないと痛感している。
日常的に運転するまでは技術がないから自分は運転が上手くないと思い込んでいたが、運転の上手さはそんなことでは決まらない。
一番大切なことは「気遣い」である。
少し運転に余裕ができてくると世の中にはいろんな運転をする人がいることがわかる。自分が急いでいるからと直進がいるにも関わらず右折してくる車や歩行者に圧をかけるような距離で待ちかめている左折車、細道を猛スピードで進んでくる車。もちろんこれらはそもそも違反だ。それでもそれすら守れないのだ。さらには、運転にはお互いが気持ち良く運転するためのマナーもある。
合流地点での譲り合いや道路沿いの店から出てくる車のための間隔の確保。また、譲ってもらった側もおじきしたり、ハザードを一瞬だしたり。
ほんのちょっとしたことでお互い気持ち良く運転できるはずなのに、意外とできない人は多い。みんなあまりに余裕がない。ほんの5分早く出ればもう少し気持ちに余裕ができるのではないか。いつも少し寂しくなる。
もちろん、素敵な運転をする人もたくさんいる。一目惚れはしないタイプだが、運転時のスマートな対応には毎度ときめきを覚える。しばらくは余韻に浸り、また自分も次の人に素敵な対応をしていこうと明るい気持ちになるものだ。
慣れてくると車は単なる移動手段になってしまうかもしれない。
しかし、ほんのちょっとの気遣いでハッピーを作れるというのは素敵なことではないだろうか。
そして、気遣いを大事にしていれば自然と丁寧な運転になる。
大切な自分と大切な誰かを守るためにも、ほんのちょっとの気遣いを大切にしていきたいものだ。
慣れた時こそ安全運転。
明日も誰かの小さなときめきを生めるような素敵な運転をしていきたい。