キャンドルナイトをご存知だろうか。
もともとは2001年にアメリカブッシュ政権のエネルギー政策への反対としてカナダで始まったスローライフ・ムーブメント。
日本でも2003年から「100万人のキャンドルナイト」というイベントとして行われている。
内容は簡単。
20時から22時まで電気を消して、電気機器を使わずにキャンドルだけで過ごすというもの。
環境問題や社会問題などの規模の大きなものから、自分自身を見つめなおして時間を過ごす。もちろんスマホやPCは使わない。
大事な人とかと一緒にゆったりと喋りながら過ごす。
このイベント、日本では集まって行われるもののようだが、私の実家ではなぜかクリスマスなどのように家で行うイベントとして扱われていた。
キャンドルを家族で囲み、ゆっくりと喋る。
いつも忙しなく喋り合う家族も、その時だけはゆっくりと真剣に話す時間だ。
大きな目的の一つに「環境のことを考える」という意味もあるが、現代において、そこよりも「ゆっくり自分に向き合う」という意味で良いイベントなのではないかと近頃改めて思うようになった。
ネットや社会は目まぐるしく変化していて、私のような不器用な人間はついていくので精一杯。たまに立ち止まりたくてもなかなかそうはいかない。
そんな時に、2時間だけでもネットや社会から離れる時間があると気持ちが落ち着くのだ。
今年日本でイベントが行われるのは6月18日(土)のようだ。
私もその日に、一人でではあるがキャンドルナイトを行おうと思う。
これを読んだあなたもぜひ試してみてほしい。
きっと良い時間になると思う。