せっかち小夏のズボラな生活

20代OL気まぐれ日記

慣れない土地での高速列車はちょっと緊張

今回、飛行機+ホテル+都市間移動の高速列車がパッケージになったJTBのツアーで予約をしていた。

(この件は別で詳しく書く予定)

 

だから、都市間の移動に関しても完全お任せ。

高速列車の便と時間は旅行2週間ほど前に案内され、到着のベネチアで現地スタッフの方からチケットを受け取った。

 

今回使用したのは、Frecciarossa

イタリアの鉄道会社トレニタリアが運営する高速列車。新幹線みたいな。

もう一つ有名なのでItaloというのがあるみたいで、列車の駅もその両方の販売機がおいてある感じだった。

ベネチアからフィレンツェ

ホテルからヴェネツィア・サンタ・ルチーア駅へは水上バスで向かう。

駅に入ると、迷う要素もなく、駅のホームが見える。

 

ホームごとに階段などの移動はなく、いろんな方面に行く電車の線路がどーーんと横長にまとめて配置されていた。

列車に乗る時に、ホームに入るところでスタッフへ乗車券を見せると聞いていたのだが、それらしきスタッフの前を見せながら通っても、流し見される程度でなんとも緩い。

若干の不安を持ちながら高速列車に乗ったわけだけど、幸いにもこの時の移動は全く遅れずに運行した。

チケットも、乗ってしばらくすると駅員さんが回ってきて、そこで見せて完了だった。

なんだかゆるっとしている。

2人ともそこまで大きくないキャリーケースだった&向かい合わせではない席だったので、自分たちの足元に荷物を収める。

高速列車内もスリに合う可能性があるらしいので、自分たちの見える範囲に保管することにした。

もし足元が空いていない場合には、見える位置の頭上収納を使うのが良いとのこと。

座席は思っていたよりも綺麗で、2〜3時間程度なら余裕で耐えられる空間。

 

近くにいたアジア人観光客の家族が少し賑やかにしていて、周りからちょっと睨まれたりしていたが、他の駅で乗ってきた別の旅行客が音楽を爆音で鳴らしたり、現地の人が元気に電話をし始めたりして、どんどん埋もれていっていた。

私たちはそもそも賑やかなことにそこまで気にしていなかったのだけど、賑やかさがおさまるのではなく、重ねられることで誤魔化されていくことが少し面白く、注目してしまった。

賑やかな列車移動。

いろんな人がいるな〜となんだかそこでも旅行の楽しさを感じることができた。

座席から見える位置にモニターが設置されており、そこに到着駅や目安時間が書かれていたので、降りそびれの心配もなくてよかった。

日本の新幹線にもあのモニターあったらもっと便利だなぁと思ったりした。

(流れる電光掲示板も良いが、目が悪いくて遠いと見えないので……)

真っ赤な車体がかっこいい

車窓からの景色も飽きることなく、ニコニコ外を見つめる時間

フィレンツェからローマへ

こちらは、しっかりとイタリアの洗礼をくらった。

余裕を持って、1時間前に駅に着いた私たち。

「ここからカフェで少しだけ時間を潰して……」みたいな話をしながら掲示板を見ると、なんとすでに1時間以上の遅れが!

 

その日は特に観光の予定なども入れていなかったので、「噂に聞くやつだ!!」となぜか2人とも大興奮。

どれくらい遅れるのかな、どうやって時間を潰そうか、なんて言いながらも少しワクワク。

運行中止になっていなかったのと、そもそも1時間遅れる想定でスケジュールを組んでいたので、思いの外不安にならずに過ごすことができた。

 

ただ、早めに着いていた分、2時間ほど暇になり、とはいえいつ列車が来るかわからない状態だったので、予定していた時刻までは駅中の本屋などを周り、時間になってからは電光掲示板を見つめ続けていた。

 

出発前にスーパーで買っておいたサンドイッチとブルーベリーを食べながら、のんびり待つ時間も悪くない。

途中で、駅内で体調不良になって救急車に運ばれたおばさまがいらっしゃり、現地の救急車を眺める時間なんかもあった。(最初は大丈夫かな〜と心配して見ていたけど、救急隊の人たちの動きがあまりにのんびり&悠長な雰囲気すぎて、不思議な気持ちになった)

 

結局1時間遅れでの出発となった。

ホーム番号が表示されるのが結構急なので、見つめておかないと「待っていたのに乗りそびれた!」となりそうだった。

イタリア語のアナウンスが聞き取れる人ならなんてことないんだろうけどね。

 

電車の中では、遅れのお詫びなのか、スタッフさんから水とスナックが配られた。

 

噂には聞いていた通りにちゃんと列車が遅れて、イタリアらしさの一部を体験できた気がしてなんだかよかった。

Deportures側の右から2個目の表記が遅れている時間(分表記)
1時間以上の遅れもあって笑えた。