基本的に定時帰りの私。
Wワークをしているから、というのも一つの理由だけど、どちらかというと、定時で帰っていたからWワークを始めたので、一番の理由ではない。
簡単にいうと、「時間を守りたい」
それだけのこと。
所定の勤務時間内で決められた仕事と求められている役割(もちろん目指すはそれ以上)をこなす。
それを目標にしているからこそ、定時を過ぎると負けた気がする。
定時で帰っても残業しても出てくる罪悪感
ただ、定時で帰ることに多少の後ろめたさはある。
別に、定時で帰ることで誰かに仕事を押し付けたり、待たせたりしているわけではない。
かなり裁量権が与えられている職場なので、自分の仕事をしっかりコントロールして、定時に終わるように調整して、綺麗にしてから退勤している。
だけど、周りが残って頑張っている中(何をしているかは知らないけど)、さっさと帰るのには多少の罪悪感がある。
一方で、残業した時はどうだ。
先日、次の週が祝日で営業日が少ないことを理由に、珍しく22時まで残業した。
翌週、翌々週の自分が苦しくならないための、ちょっとの頑張り。
始業は8時半頃なので、約4時間のプラス。
自分的に残業をして良い条件は揃っていた。
・金曜日
・翌日は予定なし
・1人でできる業務(締め切りは翌週以降)がいくつか見えている状態
ちょっとくらい頑張れるし、頑張る意味のある業務が残っている状態。
自分で決めたことだから、しんどさもプレッシャーもない。
イヤホンで耳を塞いで、黙々と作業を進めるだけだ。
後ろめたさのある定時とは真逆で、ちゃんと遅くまで頑張っていた夜。
さそがし達成感があるだろう。
……そう思っていたのに、結局残ったのはまたまた罪悪感だった。
家庭にもタスクはある
普段は私が夕飯を作ることが多い我が家。
それは単純に、私の方が帰るのが早いから。
パートナーも料理はできるし、用意なんてしなくても自分でなんとかするけど、私の方が料理が好きだし、なんの気持ちもなく、私がやっている。
だけど、こうして残業をした時は、パートナーがやってくれるわけだ。
洗濯なんかも回してくれていたりして、家に帰ったらスッキリした部屋と美味しそうなご飯が待っている。
恩着せがましいことは言って来ないし、逆に「大変だったね」と労ってくれる。
ありがたいパートナー。
だからこそ、さらにあふれる「申し訳ない」の気持ち。
だって、仕事を遅くまでやることを選んでいるのは「私」自身なんだもの。
私がやりたいことをやった結果、パートナーに家庭内のタスクが渡る。
そりゃあ、無駄な仕事をしてきたわけではないよ?
でも、残業なしで頑張って調整できないかって聞かれたら多分できる。
何も夜遅くまで頑張ることだけが時間を増やす術じゃない。
朝早く行けば終わったかも知れない。
だから、私が好んで選んだ結果で、パートナーに面倒を押し付けてしまっているのだ。
私にとって仕事は「やりたいこと」だから。
残業をするために家のことを押し付けているのは、「遊びたいから代わりに家のこと全部よろしくね」って言っているのと違わない。
まぁ、やってくれている本人は全然気にしていないみたいだから、たまには甘えるかも知れないけど。
相手に対してもそうなのか
じゃあ、普段私が家事をやっていることに対して「押し付けられている」と感じているか聞かれたら、答えは「No」だ。
まず、パートナーの残業は、「したくてしている」ものではない。
自分でコントロールできるものでないし、どうしても「その時間」にやらなくてはいけない業務も多い。
本人もしょうがなくやっているのだ。
不可抗力に対して、「やりたくてやっているんでしょ」とは言わない。
私が養えるならまだしも、今の給料だと無理だし。
それに、家事自体も、私がやりたくてやっているだけ。
料理は嫌いじゃないし、ある程度整った家にしておきたいのは私の勝手。
「やりたくなかったら外注しちゃおうね」と言っていたのに、やる選択をとっているのは私。
辛くなったら辞めてもいいことだから、とっても気楽だし、全く苦痛ではない。
ただ、パートナーはそこまで気楽に家事をとらえているわけではないし、私が残業をするとその役割が回ってくるわけだから、なるべくその状況は避けたい。(私が)
それならば
で、考えた結果、やっぱり定時で帰る方が良いなと思った。
残業は時々で良い。
定時で帰る罪悪感は単なる感情の話だけど、残業は間違いなく支えてもらうことで発生している。
自分のわがまま叶えたいなら、それなりの準備とけじめは大事だよね。
久しぶりの残業で色々考えた話でした。
(ダブルワークしているからあんまり稼働時間は変わらず大変さは同じくらいだったけどね)