※汚い話です。
汚い。
びっくりした。
夜中の信号待ち。
前に立っていたお婆さんが突然、
「カーっっ、ペッ!!」
と唾を吐いた。
ビチャっと、地面に唾が飛ぶ。
病気で吐いた、とかではなく、故意に唾を吐くお婆さん。
まぁ、そこまでなら悲しいけど、よく道端で見る。
特に朝はよく見ると道路のそこらじゅうに痰が落ちている。
ただ、怖いのはそこからだ。
信号が青に変わると、渡りながら、
一歩進んでは唾を吐き、
また一歩進んでは唾を吐いているのだ。
え、きたな。
そして、怖い。
唾を吐く前に一回、こっちを振り向いたのもなんだか怖かった。
え?マーキング?
きったないヘンゼルとグレーテルみたい。
唾で道標。
汚い。
吐かれた唾は一般的なものよりも量が多く、それも気持ち悪さを助長していた。
そもそもね、道路で唾吐くのは軽犯罪だからね?
本当にやめてほしい。
疲れた帰り道、怖いものを見た。
これを読んだ人で唾吐きやっている人がいたら、怖いからやめようね。