転職活動開始
転職活動を本格的に始めて、自己分析なんかをするようになった。
社会人経験が浅い私には、紹介できる職務経歴なんてほとんどなくて、少ない経験からどうアプローチしていくか頭を悩ませている。
転職活動をしていく中で、「仕事でした失敗と、その後の対応について教えてください」という類の質問があるということを知った。
問題解決能力や仕事への姿勢を見るのだろう。
エージェントの方に言わせると、このエピソードトークが大切とのこと。
なるほど。
じゃあ、私の「失敗」は何か
そもそも、仕事でいう失敗って……?
日々の業務の中で、小さなミスは山ほどある。
基本的に自分の注意力はあまり信用していないので、いくつも発見ポイントを作って、大体のことは事前に回避しているけれど、ヒヤリハットはかなり多い。
時には、どのポイントでも気がつけず、迷惑をかけてしまうこともある。
さて、このミスは、面接などで聞かれる類の「失敗」なのだろうか。
大体の場合、原因は「注意が足りなかった」もしくは「どんなに気をつけても無理」なことだ。
前者の場合、次からはチェックリストにこの項目も入れておこう、で済むし、後者は第三者が要因で起こることなので、どうしようもない。
リマインドをしてあげるようにしよう、とかその程度だ。
正直、ミスが起こるたびに原因と対策をじっくり頭を悩ませて考えている余裕はない。
同じミスが起こらないように瞬時に対策を練り、次からはそうするだけ。
そのスピード感を考えると「失敗」というよりは「気付き」だったり「学び」だったりといった言い方の方がしっくりくる。
面接時に求められている「失敗」は一体どんなことが欲しいのだろうか。
じゃあ、人生における失敗は?
私は、あまり物事に対して「失敗した」と感じないのかもしれない。
一応、目指していたものにうまく辿り着けないことを「失敗」と呼ぶらしいが、なんだか、あまりしっくりいかない。
それなら、失敗しないために、いつでも楽勝な目標を立てれば済んでしまうし。
大学受験の時も、志望大学には受からず、後期で全く違うところを受けて、結局そこに通った。
じゃあ、この大学受験が失敗だったかと聞かれたら、そうは言いたくない。
知らない分野だったけど、大学の4年間は最高に楽しかったし、良い学びもたくさんあった。決して、偏差値が高い大学ではないけれど(大学の偏差値なんて当てにならんが)私の人生の中で、とても良い選択だったと胸を張って言える。
転職活動をする羽目になるような会社に入社してしまったことも、側から見れば「失敗」かもしれないけれど、あの時の私にとってはこの選択が最善だったのだから仕方がないとしか言いようがない。
「失敗」って難しい
やっぱり、どうやら私は物事を「失敗」と捉えないみたい。
他の人はどの要素を見て「失敗」を判別しているか知らなくてはいけない。
今度エージェント面談なんかの機会があったらぜひ聞いてみよう。
あなたの思う、「失敗」はなんですか?