たっぷりの生クリームに、色とりどりのフルーツ、そして、それを包み込む甘い香りの生地。
私はクレープが好きだ。
どこでも食べます!!というわけではないが、クレープの匂いを嗅ぐと幸せな気分になるし、特別な日には絶対に食べる。
大学時代は、そんなクレープにもっとお近づきになりたくて、バイトをしていた。
何時間いても、嫌になるどころか、ずっと幸せを与えてくれるクレープ。
いくつかバイトを経験したが、クレープ屋だけは、もう一度やりたいと思える幸せな仕事だった。
クレープの前では皆無力
この前久しぶりにクレープを食べた時のこと。
屋台のような形の店舗で1人のお姉さんが店を回している。お姉さん1人に対して、かなりのお客さんが待っている状態。
こもしこれが定食屋だったら、お客さんはイライラし始めるのが常だ。店員を呼んで、大きな声で怒る人もいるかもしれない。
でも、不思議なことにクレープ屋ではそれが起こらないのだ。
みんな大人しく、和やかにただひたすらクレープを待つ。
空腹は人を狂わせるのだなと思うのと同時に、クレープの力を再確認する。
クレープの甘い香りがみんなの心を穏やかにしているのかもしれない。
またクレープ食べたいなぁ……