私の大好きなガールズバンドSHISHAMOが7月に出した新曲
ポジティブな曲名に反して、夏の失恋。
相変わらず、本当にそこにそんな女の子がいるような、私の中の違う女の子を呼び起こすような曲。
その曲の中にこんな歌詞がある。
虫も死ぬようなこんな暑さ
二人が終わったってなんらおかしくないものね
(SHISHAMO「ハッピーエンド」)
夏に恋が終わった女の子の言葉。
なるほど。そういう考えもある。
なんだか詩的で好きな言い方。
でも、私は思うのだ。
「恋が終わるなら冬がいい……!!!」
恋が始まるのにも終わるのにも時期なんて関係ない。
わかってる。
でもさ、でもさ、夏に終わるなんて切なすぎやしないかい???
冬の失恋ソングにももちろん切ないものがたくさんある。
むしろそっちの方が多い。
冬のイメージや寒さが失恋や恋の終わりの悲しさを後押しして、どん底まで連れていく感じ。
それが、その連れていく感じが、良いのだ。
下がり切れば、あとは上がるだけだから。
夏の、どこかみんなが浮かれていて、はっちゃけていて、ポジティブの多い季節に自分だけ恋が終わるだなんて……。
しかも、夏の恋の終わりに悲しんでいる間にどんどん寒い時期に突入して、人恋しさは増していくばかり。
失恋から立ち直って次に進んでいくタイミングがあまりに少ない。
冬の失恋は春には次に進むチャンスがたくさんあるのだ。
春は別れの季節とも言うが、出会いの季節でもある。
なのに!!!!!
夏の失恋と言ったら、引きずる要素しかない……!!!!
もちろん、恋が、恋仲が終わらないに越したことはない。
ずっと幸せがいいし、本物の「ハッピーエンド」ばかりだったら嬉しい。
それでも終わりがあるとすれば。
恋が終わるのなら冬がいい。
そう思うのだ。